退職代行の流れを5ステップで解説|申し込みから退職完了まで

退職代行の流れを5ステップで解説|申し込みから退職完了まで

退職代行の利用者はここ数年で急増しています。2024年度だけで21,000件以上の依頼を受けたサービスもあるほど、いまや身近な選択肢になりました。

その中で「退職代行を使う場合の具体的な手順や流れを知りたい」と気になる方も少なくありません。使い方がわからないまま申し込むのは不安ですよね。

この記事では、退職代行の流れに絞って5つのステップでわかりやすく解説していきます。申し込み前の準備から退職完了後の手続きまで、順番にお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

目次

退職代行の利用は5ステップで完了

退職代行の使い方はとてもシンプル。大きく分けると、次の5つのステップで退職が完了します。

STEP1:無料相談、STEP2:申し込み・支払い、STEP3:ヒアリング・打ち合わせ、STEP4:退職代行の実行、STEP5:退職届の提出・貸与品の返却。この5つの流れです。

「こんなに少ないステップで本当に退職できるの?」と思うかもしれません。実際のところ、依頼者がやることはLINEやメールで相談して、必要な情報を伝えて、書類を郵送するくらい。会社と直接やり取りする場面はゼロです。

パーソル総研の調査によると、正社員離職者のうち約5.1%が退職代行を利用しています。およそ20人に1人という数字を見ると、もはや特別な手段ではありません。

それでは、各ステップの具体的な内容を見ていきましょう。

STEP1:無料相談

最初のステップは、退職代行サービスへの無料相談。ほとんどのサービスがLINE・メール・電話での相談に対応しており、費用は一切かかりません。

相談の段階では、主に次のような内容を伝えます。今の職場の状況、退職したい理由、希望する退職日、有給休暇の残日数、そして不安に感じていること。これらをざっくり伝えるだけで大丈夫です。

ここで気になるのが「相談したら絶対に申し込まないといけないのか」という点ではないでしょうか。答えはノーです。無料相談だけで終わっても問題ありません。気軽に聞いてみましょう。

個人的には、この段階で担当者の対応の丁寧さを見極めるのがおすすめ。返信の早さや説明のわかりやすさは、サービスの質を判断する大きな手がかりになります。

退職代行には弁護士型・労働組合型・民間企業型の3つのタイプがあり、それぞれ対応できる範囲が異なります。タイプごとの違いや選び方のポイントを知っておくと、相談もスムーズに進むはず。詳しくは退職代行サービスとは?仕組み・種類・選び方を解説でまとめているので、事前に目を通しておくと安心です。

STEP2:申し込み・支払い

無料相談の内容に納得できたら、正式に申し込みへ進みます。申し込み自体はLINEやWebフォームから数分で完了するサービスがほとんど。

支払い方法はサービスによって異なりますが、一般的にはクレジットカード・銀行振込の2つが基本。最近ではコンビニ決済やPayPay、後払いに対応しているサービスも増えています。

料金の相場は、民間企業型で20,000〜30,000円程度、労働組合型で25,000〜30,000円程度、弁護士型で27,500〜77,000円程度。タイプによって幅があるので、事前に確認しておきましょう。

「支払い後に退職できなかったらどうしよう」と心配する方もいますよね。多くのサービスが全額返金保証を設けているので、その点は安心材料になるはずです。

ひとつ注意したいのが、追加費用の有無。基本料金に含まれるサービスの範囲はサービスごとに違います。たとえば退職代行Jobsの場合、労働組合を通じた交渉を希望するなら組合費2,000円が別途必要。申し込み前に「この料金で何をしてもらえるのか」を必ず確認してみてください。

STEP3:ヒアリング・打ち合わせ

支払いが完了すると、担当者から詳しいヒアリングが始まります。ここが退職代行の流れの中でもっとも重要なステップかもしれません。

ヒアリングで聞かれる主な内容は、氏名・住所などの個人情報、勤務先の会社名・電話番号・所属部署、退職希望日、有給休暇の残日数、会社に伝えてほしいこと、そして会社から本人に連絡しないでほしいかどうかです。

これらの情報をもとに、担当者が退職連絡の内容やタイミングを組み立てていきます。「こんなことまで聞かれるの?」と感じるかもしれませんが、情報が正確であるほどスムーズに進むので、できるだけ詳しく伝えましょう。

当サイトに寄せられた退職代行Jobsの口コミでは、「自分の状況や退職希望日、有給の消化希望などを簡単に伝えると、担当者から必要な情報がリストで送られてきて、それに答えていくというスムーズな流れでした」という声がありました。(退職代行Jobsの口コミページより)

打ち合わせの段階で不安なことがあれば、遠慮せず質問するのがポイント。たとえば「上司から直接連絡が来たらどうすればいいですか?」といった具体的な質問をしておくと、当日慌てずに済みます。

STEP4:退職代行の実行

打ち合わせが終わったら、いよいよ退職代行の実行日。指定した日時に担当者があなたの代わりに会社へ連絡してくれます。

この日からあなたが出社する必要は基本的にありません。会社への電話連絡は担当者がすべて対応してくれるので、自宅でリラックスして待つだけ。これは本当に助かるポイントです。

実行後、担当者からLINEやメールで結果の報告が届きます。「退職の意思を伝えました」「会社側が了承しました」といった連絡が入るので、進捗がわからず不安になる心配もないでしょう。

当サイトに寄せられた退職代行ニコイチの口コミには、「申し込み後すぐに対応してくれたおかげで、会社と一切連絡を取らずに退職することができました。その瞬間はすごい開放感と安心感に包まれました」という感想もありました。(退職代行ニコイチの口コミページより)

ここで気をつけたいのが、会社から直接電話がかかってくるケースです。退職代行から「本人に連絡しないでください」と伝えてもらえますが、法的な強制力はないため、電話が来る可能性はゼロではありません。その場合は無理に出る必要はなく、退職代行の担当者に相談すれば対処法を教えてもらえます。

STEP5:退職届の提出・貸与品の返却

退職の意思が会社に伝わったら、最後に退職届の提出と貸与品の返却を行います。どちらも郵送で対応できるので、会社に出向く必要はありません。

退職届の書き方と送り方

退職届は自分で作成して会社に郵送するのが一般的な流れ。「書き方がわからない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、多くの退職代行サービスが退職届のテンプレートを無料で提供しています。

送付方法は郵便局の普通郵便でも構いませんが、おすすめは内容証明郵便や簡易書留。「届いていない」と言われるトラブルを防げます。退職届の日付は退職代行の担当者と相談して決めましょう。

貸与品の返却リスト

会社から借りているものはすべて返却が必要です。主な貸与品は、社員証・入館証、健康保険証(※2024年12月2日以降、従来の健康保険証は新規発行されていません。お手元にカード型の保険証がある場合は返却が必要です)、制服・作業着、会社支給のパソコン・携帯電話、名刺、ロッカーの鍵など。

これらを段ボールにまとめて、宅配便で会社宛に送ればOK。配送伝票の控えは必ず保管しておきましょう。「送った・届いていない」のトラブルを避けるためです。

会社から届く書類を確認しよう

退職後には、会社から離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証・年金手帳または基礎年金番号通知書(預けていた場合)などの書類が届きます。転職先への提出やハローワークでの手続きに必要なものばかり。

もし退職から2週間以上経っても届かない場合は、退職代行の担当者に相談してみてください。アフターフォロー期間内であれば、会社への確認を代行してもらえるサービスもあります。

よくある質問

Q. 退職代行を使ったら転職先にバレますか?

バレる可能性はほぼゼロです。履歴書や職務経歴書に退職代行の利用歴を記載する必要はありません。離職票や退職証明書にも「退職代行を利用した」とは記載されないので安心してください。

Q. 即日で退職できますか?

多くの退職代行サービスが即日対応に対応しています。法律上は退職の申し入れから2週間で退職が成立する仕組みですが、有給休暇が残っていればその期間に充てられます。有給がない場合でも欠勤扱いで対応できるケースがほとんどなので、依頼日から出社不要になる方が大半です。

Q. 有給休暇は消化できますか?

労働組合型や弁護士型のサービスであれば、有給消化の交渉まで対応可能。民間企業型の場合は「有給消化の希望を伝える」ところまでが対応範囲になります。有給取得は労働者の権利なので、会社側が一方的に拒否することは原則としてできません。

Q. 退職届は自分で書かないといけませんか?

はい、退職届は本人が作成する必要があります。ただし、テンプレートを無料で提供してくれるサービスがほとんど。記入見本を見ながら書けるので、難しく考える必要はないでしょう。

Q. 退職代行の費用はどれくらいかかりますか?

サービスのタイプによって異なります。民間企業型は20,000〜30,000円、労働組合型は25,000〜30,000円、弁護士型は27,500〜77,000円が目安。全額返金保証のあるサービスを選んでおくと、万が一のときも安心です。

退職代行の仕組みやタイプの違いも確認しておきたい方は、退職代行サービスとは?仕組み・種類・選び方を解説もあわせてご覧ください。費用や料金の相場をもっと詳しくチェックしたい方には、退職代行の料金・費用相場まとめが参考になるはずです。

まとめ

この記事では、退職代行の流れを5つのステップに分けて解説しました。無料相談から始まり、申し込み・支払い、ヒアリング、退職代行の実行、そして退職届の提出と貸与品の返却。この5ステップで退職は完了します。

使い方がわかれば、退職代行のハードルはぐっと下がるのではないでしょうか。実際に利用した方の多くが「もっと早く使えばよかった」と感じているようです。

退職代行にはタイプごとの違いがあるので、仕組みや選び方を理解しておくと失敗を避けられます。3タイプの違いを詳しく知りたい方は退職代行サービスとは?仕組み・種類・選び方を解説を読んでみてください。また、料金面が気になった方は退職代行の料金・費用相場まとめで各タイプの相場を比較できます。

より具体的なサービス情報は、各サービスの個別ページも参考にしてみてください。あなたに合った退職代行を見つけて、新しい一歩を踏み出しましょう。

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この記事を書いた人

このサイトの記事を書いているタクヤです。30代で勤めていた会社がいわゆるブラック企業で、長時間労働と上司からの圧力に限界を感じていました。自分で「辞めます」と言える状況ではなく、退職代行サービスを使って退職した経験があります。

当時は情報が少なく、どのサービスを選べばいいのか本当に迷いました。民間型の退職代行に依頼して無事に退職できましたが、「もっと早く正確な情報があれば、あんなに悩まなかったのに」というのが正直な気持ちです。

退職後は別の会社に転職し、今は落ちついた環境で働いています。あのとき一歩踏み出せたから今があると実感しているからこそ、過去の自分と同じように悩んでいる方に向けて、実体験をもとにした情報を発信しています。

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